生活力について考える 夫編①

【生活力】って言葉を聞くと何を思い浮かべますか。

自力で行きていくために必要なこと、私の中で思いつく生活力は最低ラインの衣食住。

お金を出せば、行きていける世の中になっているので、取り急ぎお金さえあれば、食いつなぐことも雨風をしのぐこともできます。それだけじゃなくて、お金さえあれば、自分以外の誰かを頼って、キレイな家に住むことも美味しいご飯を食べることもできるのです。自分は自分の好きなことだけやればいい。そんな未来もあるのです。

そこまでいくと急になんかキラキラした生活がちらつくのですが今回の話は全然違います。
そもそも、そんな生活望んでいるのかなと。ふと思った出来事がありました。

あなたは、生活している中でどこに幸せを感じますか?自分の「好き」「安心」を探す中でのヒントになると思い、今回は「生活力」について深堀っていきます。

もくじ

アイロンがけはできる方がいいのか

生活力、その中でも家事をする力についてフォーカスしていきます。
あなたはアイロンがけ、できますか?やったことありますか?家事の中でも登場機会が少ないであろうアイロン。

今はハンガーにかけたままで使えるスチームアイロンとかいろんなものが出ていますね。

先日、私の夫が朝から会社で使うワイシャツにアイロンをかけていたんです。その手つきが、まあ慣れていること。

(朝突然「忘れてた!」と言ってやり始めたので私はノータッチ)

あ、できるんだよね。そうよね。

と思ったのが最初の印象。

ただ、これ当たり前じゃないよねと思ったんです。
普段はアイロンがけが必要な服なんてほぼ着ていないし、私もアイロンなんて数ヶ月触っていない。
でも、出来ないわけではない。アイロンしていた時期もあるし、一人暮らしのときには持っていた。
夫の一人暮らしの家にもあった。今でこそ形状記憶のワイシャツが当たり前になってきたし、綿生地のみのシャツってかなり減ってきている印象。

それが今の時代に合っていたり、特に肌触りが…とかのこだわりもなければそいういう流れになっていくことも全然問題ないこと。

大切なことはそこじゃなくて…

「やらない」には2種類ある

できるけど、やらないこと。できないからやらないこと。

同じ「やらない」でも全く別物になる。

夫は、アイロンがけはできるけどやらない選択をしていた。アイロンがいらない服を選んだり、必要なことがわかっていたら、前もって伝えていると私が代わりにやることもあった。でも「出来ない」わけではないから、突然必要になったとき、さっと自分で「出来る」。

私が必要だと思っているのは、こういう小さな生活力

日々の家事、例えば買い物から始まる料理づくりから食器洗い、片づけまで。

洗濯の洗って干して、干さなくとも畳んだりハンガーかけたり仕舞ったり。

ほぼ家に帰らなくてもホコリはたまる。掃除は定期的に必要な作業。

これらを全部手放して外注することも、できる。
でも出来る人が外注するのと、出来ない人が外注するのって全然意味が違うんじゃないかなって思うんです。
外注したらやっぱり「どうんな風にしたいですか?」ってなるわけで。
なのに「いい感じで!」と言われても相手は困ってしまう。
「いい感じ」の言葉のズレがお互いのすれ違いにもなりかねない。
だから、やらないけど「出来るけどやらない」と「出来ないからやらない」は全く別物で、可能なら「出来る」になっておくことて必要だよねと感じています。

自分の好きを見つけることにもつながる。

家事を手放す。お金があればそんなことは簡単。でも、それを自分はそれをどこまで望んでいるのか?
時々嫌になって全部やめたい!と思うことはある。めんどくさい!って感じるときだってある。でも私は外注することは望んでいないし、本当は家事が好きなんです。

「自分で生きてる感じがするから。」

私の趣味でもありストレス解消は料理。凝ったものなんか作れないけど、作る工程がたまらなく好きです。だからそれを誰かに託すことは、普段からやりたいとは思えなくて。

そんな風に考えるようになって、ようやく「どんな空間が好きなのか」と聞かれたら、自分で掃除しやすい、料理しやすい空間がすき。とわかるようになり。

それってどんな場所なのかな?と考える道筋がたったんです。

片づけも生活力のひとつ

夫が生活力があるのかと問われると、すべてが理想的とはいかないのが現実です。私以上に片づけは出来ないタイプ。
でも出来る家事は多いし、言えばわかってくれるので全く問題なし、と捉えてます。

私が片づけを学ぼうと思ったのも、片づけにおける生活力部分が自分には足りないと感じたから。

目の前に雑然と広がった部屋をみて、どこから何をすればいいのか検討もつかない。
職場で「ここの棚なんと片づけておいて」と言われた時、何をどうしたら「片づいている」状態になるのか
全部モノ買い替えたいくらい雑然としていて、出来なかった。そんな過去があります。

片づけなんて日常に当たり前のことだからこそ、生活力の1つなんじゃないかと思って、学び始めたのがきっかけでした。

生活力って小さな家事の積み重ねで、家事をして身の回りのことを整えることは勉強ができるとかよりずっと大切だと思うんです。ちゃんと食べて、睡眠を取り、部屋を清潔にしていたら心が病むことはない。と思ってます。

お風呂に入らない、食事をしないなどセルフネグレクトなんて言葉もあるけど、片づけをしない部屋で過ごし続けることも、自分を大切に出来ていない状態だと思う。

夫の生活力を見極める

ちょっと余談です。私が「結婚相手」を考えていた時「条件」がいくつかあった。たくさんありすぎて母に聞いたことがありました。
すると、「10個のうち2つ、絶対にこれだけは必要!ってものがある人を選べば大丈夫」と言われました。
2つ…!!!
当時の若かりし私は、稼ぐ力とか、身長とか、顔とか、いろんな事を上げていたけど、最終的に選んだ条件が「家事ができる人」でした 笑

あのときの選択は間違っていなかったと思う…!※もう一つは「ギャンブルやらない」です。

他にもたくさん求めたいことはあった。でも、今思えば結婚と恋愛をちゃんとわけて考えれていたのかな。当時の若い自分グッジョブ!と褒めてあげたいと思います。

母になり、いろんなママ友の旦那様話を聞いていると、家事できない人が本当に多い。でもね、やればだいたいみんなできると思うんです。いや、出来るんですよ。

苦手はあるかもしれないけど、全く出来ない人いるのだろうか。
先日SNSでこんな書き込みを見たんです。「男性って仕事場では役職もあってバリバリ仕事こなす人でも家に帰ると超馬鹿になる」なんだそうです。指示待ちになってしまうのも許しておくれという話でした。

頭良い人でも電池切れて、何も考えられましぇーん!となるんだそう。でもやらねばならぬ状況になったら「できるよ」って。どんなに馬鹿でも結婚出来たくらいの人なら出来る。だそう。

それだけスイッチが切り替わる生き物なのかもしれないです。

という私の夫も会社の顔は知りませんが、家では完全にスイッチ切れてる事多いですしね。

息子に伝えたいこと

私は、息子に1人で生きていける力を少しでも早くつけたい、と考えています。その方が自立が早いと思っているし、生活力さえあれば、「なんとかなるっしょ」って思える。私自身がそうだったように、生活する時に困らないというのは他のことに時間や気持ちを割けるから「生きる」だけに躓いてほしくないなと思うのですよ。

つまずいてる人時々見かけるので。

そんなわけで、夫のアイロンがけをみて「生活力」ってこういうところだよな、と感じたので記録に綴ってみました。

私の頭の中を時々こうして書いております。またのぞきに来てもらえると嬉しいです!

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