なにかやりたい！って思った時、なにかほしい！と思った時。
あなたはどんな気持ちですか…？
家を片づけたい…と思った時その手前にはどんな気持ちがあるでしょうか。
この記事を読むと、「自分はなぜ部屋を片づけたいのか」を考えるキッカケが作れるかもしれません。
片づけたい気持ちの手前にある感情
私が片づけを学ぼうと考えるようになったのは、片づけることで得られるメリットを感じたかったからです。
最初は荒れた部屋に片づけのプロを招き入れる勇気など無く、自分でやるしかない…そんな気持ちでした。
「もっと快適に出来るはず」という何のイメージも持てないまま動いていました。
ただ、学びを得て、思考を変えて、自分は片づけて何を得たいのか？を考えた時
あ、私自分を大事に扱いたいんだ…という感情に気が付きました。
自分のこと、大切にしていますか？
母親は自己犠牲が多いから、自分満たしをしましょうなんてことを聞く機会が増えてきました。
あなたが、自分を満たすために必要なのはなんでしょう？ひとり時間？美味しいランチを食べること？ブランドのバック？
人によってその欲求は違うと思うし、違っていいと思います。ただ、それで本当に満たされていますか？
私はひとり時間も、美味しいランチも、高価なモノも手に入れても、満たされるのは一瞬でした。もちろんこれは人が感じる満足度の影響もあると思います。
家に帰れば現実が待ってる
私はどれもやってみました。
1日自由時間をもらいました。でもそこで感じたのは本当に任せて大丈夫かな…という後ろ髪引かれる思いと、頭の片隅に結局子どものことが気にかかるばかりの時間でした。美味しいランチも同じ。たった1度の食事で満たされるのは、「美味しかった！幸せだ！」といういっときの感情で、日常に戻ると長くは続きませんでした。
じゃあ、持ち物をお気に入りにしたらどうだろう？ちょっとだけ背伸びをしたアクセサリーを買いました。
今までは子どものことを第一考えた「動きやすい服」「両手があくカバン」を選んでいたところ、手提げのカバン、汚したくない服、を買いました。
これは…少しだけ効果がありました。ただこれらを持つことで、このカバン、アクセサリーや服が似合う自分になりたい。という感情が芽生えたのです。
なりたい自分。との出会い。
なりたい自分になるには？
好きなものに囲まれる。好きな服を着る。自分を満たすというのは、こういうところから始まるのかもしれません。
私にはその先がありました。それを持つためにこの素敵なモノが似合う人になりたい。
その人はどんな生活をしているだろう？
どんな思考をしている？
どんな家に住んでいて、どんな生活をしているんだろう。
なんだかワクワクしてきました。
あ。私部屋を片づけたい。スイッチが入ったのはここが繋がったからだ！とようやく気づきました。
キッカケはなんでもいい
SNSに溢れるキラキラした生活を送る人たちに、憧れるのもいいと思います。
自分をどこまで理想に近づけられるのか。1つのチャレンジにするのもいいかもしれません。
部屋を片づけたい。
始まりは、目の前にあるごちゃごちゃした空間をスッキリさせること。そこからちょっと深掘りしてなぜストレスを感じるの？スッキリさせたらどんな未来が待っているの？という視点で考えられると取り組みやすくなるのかなと感じています。
視界をクリアにすると、思考にも余白が生まれます。
もしかしたら、何か考えたいことがあるのかもしれません。
1日のスケジュール、仕事のこと、家計のこと…気になることは常にたくさんありますよね。
考えることが有りすぎて思考がぐちゃぐちゃしているのに、部屋の中が整っていないことで視覚的に不快な感情が芽生える。余計な情報を処理するため、脳が疲れてしまっている、結果イライラしている…
そんなパターンもあるかもしれません。
何から始める？
あなたは、今部屋を片づけたいと思っていますか？片づけたいと思ったキッカケはなんでしょうか？
私がライフオーガナイズを学びはじめたとき、「あなたはどんな暮らしがしたいですか？」と聞かれても「スッキリした部屋で過ごしたい」くらいしか答えられませんでした。
具体的に何が、どうなっているのが私にとっての「スッキリ」なのか。
今の何が嫌なのか。夫が何度言っても片づけてくれないという状況に「それは夫さんが求めていないからだね」と言われたのも衝撃的でした。じゃあどうしたらいいのよ…。
それでも。私は学びを得てやっぱり片づける選択をしました。
10年住むこの家は子どもも生まれ、仕事も変えて人が成長したり生活が変わっているのに、部屋の役割はあまり変えれていませんでした。
家、部屋、その空間と向き合い、整えていくことが、私を満たすことになる。
自分を大切に扱うことになる。
部屋を片づけることは私にとってとてもコスパよく、常に自分を大切にできることなんだと気づきました。
甘いおやつでも、一人時間でもない。この空間をもっと自分のために好きな場所にしたい。
そう思って私は今日も部屋を片づけています。
